lbs1

MBAで語られない「暗黙の前提」 ~ Precondition of Talking about MBA


– Only Japanese. English version is coming soon…

 

MBAと聞いてどんなイメージを持ちますか?

MBA = Master of Business Administration

日本語では、経営学修士。

 

巷の情報では、過大・過小評価、

その両方があるような気がしています。

(どんぴしゃ、のものはあまりない。。。笑)

 

個人的には、あまり期待していなかったので(笑)、

「思ったよりよかった」、という感覚が強いかも。

 

ただ、MBAについて何かが語られている時に

いつもある種の違和感を感じる原因は何か。

 

それは、当然のことなのにあまり語られていない

この前提が外れているからなのかなと思います。

 

それが、「MBAは、入口も出口も違う」ということ。

 

MBAには、一部新卒での入学者もいるものの、

基本的には、何か仕事の経験を経て入学します。

(日米欧、学校毎に特徴ありますが)

 

バックグラウンドも実に様々で、

入学時点での経験・能力のばらつきは、

大学や、他の大学院の入学者と比較しても、

とても大きいものであることが多いです。

 

つまり、MBAでは、

入学時の「入口」が、そもそも違うのです。

 

また、入口の違う人々は、目指している

「出口」も違うことが多いです。

 

企業派遣で元の企業に戻る人、

親御さんの事業を継ぐ人、

キャリアアップを狙う人、キャリアチェンジを狙う人、

新卒で就活して就職を目指す人、

自分の会社で起業をする人…などなど。

 

入口も出口も違う人々の集まりのMBA。

 

よく、卒業時の平均年収とかでていますが、

新卒に近い学生が多い学校でもないかぎり、

学校のレベルをはかる指標としては…。

満足度なども同様かもしれませんね。

 

MBAで学ぶべきもの、学び方も

それぞれの「入口」、「出口」に応じて、大きく異なります。

 

もちろん、MBAで当然学ぶべきもの、

会計、財務、マーケティング、組織、戦略…など、

一定レベルの力はどの卒業生にも備わっている(はず)。

 

ただ、わずか1-2年で学ぶものは、

それぞれが今まで生きてきた結果である、

元々の「入口」や「出口」の差を

埋めるほどのものではないのかなと感じます。

 

すごく優秀な人は、すごく優秀なまま。

そして、普通の人は、普通の人のまま。

 

MBAは、ほんのちょっとのスパイス程度。

素材の味までは変わりません(笑)

 

なんでもそうですが、MBAについても、

どういう「入口」、「出口」の人が語っているのか、

そのフィルターがあって語られているということを

意識しておくとよいかなと思います。

 

自分とあまりにも遠い「入口」、

または「出口」を想定している人の話は、

必ずしも有用ではない可能性があるので。

 

ちなみに、「出口」を明確に意識している人ほど、

MBAライフを充実させている気がします。

 

まぁ、仕事をした後に、また学生に戻るのは、

それだけで結構楽しいものなので(笑)、

機会がある人は、MBAライフ、おすすめしますよ☆

 

人生上質化に役立ったらぜひクリックを。

にほんブログ村 経営ブログ MBA・MBA取得へ

Sho@MBA-Investor-President

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *