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外資系の仕事高速処理術 ~ “Speed and Scalability”


– Only Japanese. English version is coming soon…

 

仕事は自然とできる人のところに集まりますが、
できる人はこの普通の人の数倍の仕事量を
こともなげにこなしていることが多い。

彼らは能力が異常に高いのでしょうか?

もちろんそれもあると思いますが、
経験上、仕事のやり方がうまいケースが多くて。

天性のマルチタスカーもいますが、
そうでない人でも真似できるのが今日のトピック。

それが、”Speed & Scalability”。

 これ、以前所属していた
グローバルのコンサルティング組織で
重視されていた言葉です。

時間も人的リソースも限られている中
いかに多くのお客様に、いかに早く、
レベルの高いサービスをするか。

そのためには、
“Speed & Scalability” がすごく大事。

元々はアメリカ発祥の組織でしたが、
そこでは呪文のようにこの言葉が言われていて。

スピードにこだわり、広く展開することにこだわる。

これ、具体的には、 日々の業務の中で、
「標準化」を強く意識することが肝になります。

標準化、プロセスを型にはめて、
いつも同様の処理をする、できるようにする。

いまの仕事をする際にも、
次回同じような仕事が来た時により早くできるよう意識し、
資料作成等の仕事を実施しておく。

また、自分以外の人であっても、
その資料や手法を簡単に使えるよう意識しながら、
仕事を実施しておく。

そうすることで、
1回目は100の工数がかかった仕事を、
2回目には50の工数でできるようになる。
そして、余った50で、別の部分を深堀できる。

グローバルのチーム全員が
“Speed & Scalability”を意識すると、
使えるナレッジやノウハウが蓄積し、
それぞれのキャリアやキャパ以上に
より効率的な仕事が可能になる。

このサイクルを徹底することで、
少数精鋭のチームでも
顧客の幅広い業種や規模にも対応可能になる。

非常によくできた仕組みと思います。

これ、コンサルティング以外でも、有効活用可能。
それに、チームじゃなくても適用可。

例えば、日々の仕事や学校でも、
“Speed & Scalability”を意識する。

同じことを二度やる可能性があれば、
次回はより楽にできるように、
今回から標準化し、汎用化しておく。

例えば、議事録やメモの取り方やメール、
プレゼンのスライドなどなど、 対象は何でもOK。

例えば以前書いた議事メモの記事のように
フォーマットを利用することも標準化の一種。


標準化・汎用化しておくと、
同じようなタスクは だんだん早く、楽に処理でき、
余った時間でさらなる深堀が可能になる。

そうすると、人より短い時間で、
レベルの高い仕事が可能になり、
余裕がでた部分は、さらに深堀して成果を出したり、
違うことに時間が使えたりします。

これ、1回目の時は多少手間ですが、
標準化した武器を蓄積していくと、
圧倒的な早さとクオリティで、 仕事の鬼になれます(笑)

言い換えれば、 今日のために、だけではなく、
明日のためにアクションしておくこと。

蓄積すると、圧倒的な差になります。
また、早めにやればやるほど、 活用機会も増えます。

ほかの人が100かけている仕事を、
7割汎用部品を活用することで30の力でこなす。

残りの70でカスタマイズ、ブラッシュアップをする。
こうすることで、圧倒的な質の差を出せる。

もしくは、別の仕事を30の力で片付けることで
意識せずにゼロから作業している人の
3倍以上の仕事ができてしまう。

「2度使えない資料は絶対に作るな」

当時グローバルから厳しく言われていました。

これ、どこまで徹底するかで大きく結果が変わる。

日々の意識で、次に使える要素はないか?
他の仕事にもつかえる要素はないか?
考えながら仕事をしておく。

また、仕事に取り掛かる前に、
自分だけでなくほかの人、ほかの部署、
場合によっては他社のレポートでも書籍でも
活用できるものはないか確認するといいかも。

時間との兼ね合いですが、
ちょっとした手間で調べられ、
結果として作業を大きく短縮できるのであれば
それは力技で対応するよりもよい。

そして、新たに得たパーツは、ほかに利用してみる。

資料だったら、例えば違う業種向けの資料にしたり。

で、「こんなの作ってみました」と共有してみる。

資料を見た人はゼロから作ったと思い、
わざわざ100の労力をかけてくれたと思う。

でも実際使ったの労力は30で。

日々の業務のspeedを上げるだけでなく、
scalabilityを使うことで、
手軽に評価を上げられる可能性があるのです。

“Speed & Scalability”、
ぜひ今日から、できるとこから始めてみては?

最初は小さな差かもしれませんが、
日々大きな差になり、結果、圧倒的な差が生まれますよ。

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