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パリスマッチ 「11」 プレミアムナイト ライブレポート20160429@duo ~ paris match “11” premium night live at duo


近年のパリスマッチのライブには
無料のイベントなども含めて
できるだけ足を運んでいますが、
今回は渋谷duoということで
小さな箱なのでいつも以上に楽しみで。
(レポートはこの本家人生上質化®サイトと、
アメブロの元祖人生上質化サイト®にもあり)

正式名称はduo MUSIC EXCHANGE。

元々はジャミロクワイがプロデュースとか
企画で絡んでいたような気がします。

イケメントランぺッター、クリス・ボッティの
初来日ライブにSONYからご招待いただき
最前列で観た思い出がありますが、
10年以上来ていないので本当に久々。

場所は道玄坂を結構行った先の
ホテル街のど真ん中。

17:30開演と早い時間でよかったですが、
昔と変わらず、清々しいほどのホテル街。

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入口はこんな感じ。

かっこいいお2人の写真を撮ろうとすると
一定時間経つと画面が変わるトラップが。

シャッターチャンスを逃す人、多数目撃(笑)

クリス・ボッティ来日時は、テーブル席ありの
ブルーノートみたいな配置でしたが、
今回は椅子が並べられた席と立見席、
2階に関係者席がある配置で。

最終的には結構ぎゅうぎゅうな感じ。

今回は前から3列目の右隅でした。

ステージ近いとテンションあがりますね!

Motion Blueのsalon de mariも近くで
六本木のジャズライブも最前列でしたが、
フルメンバーのライブでこんなに近いのは初。

今回のライブメンバーは下記。
(順不同、敬称略)
paris match ミズノマリ
paris match 杉山洋介

ギター 樋口直彦
ベース 坂本竜太
ドラム 濱田尚哉
キーボード 堀秀彰
サックス 山本一
トランペット 佐々木史郎
トロンボーン 佐野聡
コーラス 黒沢綾

めっちゃ近くでこれは楽しみ!
…と思っていたら、なんと杉山さんの
PCからの音が出ないというトラブル。

直前までリハーサルもあるでしょうから
結構珍しいトラブルかも。

あせる杉山さんを横目に、
ベース坂本さんやサックス山本さんが
場をつなぐためにMC。

こういう時こそ、バンドの一体感とかが出たり。

お2人とも半分楽しんでる感もありましたが、
個人的に「今デスクトップでました~」がツボ。

え、まさかの再起動!?と。

キュー出しが楽器じゃないと、あせるかも。

その後、無事回復してライブスタート。

セットリストは…なんか記憶が怪しい!
もう1曲あったようななかったような…。
(正確な情報出たら後日更新します)

1. Theme of 11
2. Killing You
3. Olive
4. All I Need
5. everywhere
6. アーヴィング・ペンの花のように
7. ナミビアの砂
8.  Graduate
9.  春の嵐
10. 波待ち
11. Night Flight
12. Instrumental (?)
13. シベリアン・ラプソディ
14. 虹のパズル
15. STARS
~ アンコール ~
16. ダスト・イン・パリス
17. 太陽の接吻
18. Saturday

ライブは席が近いこともあり、また、
ミズノマリさんのお誕生日祝いムードもあり
MC多めの終始リラックスしたもので。

個人的には今まで1番楽しいライブだったかも。

楽しい記憶を手繰り寄せながら
恒例のライブレポートを書きます!

最初の曲はTheme of 11、今回アルバム11が主で
スタートは期待通りのテンション高めのこの曲で。

ミズノマリさんは綺麗な青のドレスに
白のコサージュの艶やかな装い。
(髪のカラー、こんなに明るかった??)

ボーカルのロングトーンとか、
CDとアレンジ違うような。

ライブならではの迫力や、アレンジも楽しみで。

ロングトーンのイメージなかったですが、
綺麗にハマッていってかっこよかった!

なお、今回佐野さんがめっちゃ近くだったので
佐野さんがめっちゃトロンボーン忙しそうだなと
佐野さんばかりに目が行ってしまい(笑)

音が動くとトロンボーンは忙しいんですね。

途中、ベースの音をPAさんに指示してたみたい。
モニターの返しをあげてもらったんですかね?

ドラムは透明の囲いをしてましたが、
管楽器も多く、ステージも狭いので
中の音量バランスは結構大変そうですね。

出音はまとまった迫力ある音の印象でした。

次はCD曲順のまま、Killing You。

色気のあるギターソロが秀逸。

…と思っていたら、後のMCで
先日逝去された松原正樹さんのソロを
今回完コピして臨まれたことに触れられて。

音色含めて、気持ちを感じる、
そんな心に残るソロでした。

今日はMC多めで行くとミズノマリさんから
MCありましたが、嬉しいですよね。

MCで人柄がわかったりするのも
ライブの醍醐味だったりして。

先日の恵比寿ガーデンホールのライブ
ライブ録音されてたこともあり、歌集中で
MCがおそろかになってたとのことで。

今回はMCも多く、何よりリラックスして
すごく楽しんでる感じが伝わるほんわかライブ。

Oliveの時には、ドラムの濱田さんや
トランペットの佐々木さん(の見た目)が
大人のちょい悪(笑)の色気がかっこいい!
…とステージが近いゆえの感想を持ち。

All I Needでは、佐野さんがパーカッション!
トロンボーンだけじゃないんですね。

しかも、よい味のアクセントになっていて。

でも、めっちゃ真剣に楽譜見てる!

パーカッションって小節数くらいだけで
あまり楽譜見ないイメージなんですが、
多分、めっちゃ真面目な方なんでしょうね(笑)

この曲、コーラスがすごく綺麗な声だった印象。

そして、嬉しかったのがeverywhere!

2002年、パリスマッチとの出逢いのtype3収録の
お気に入りなのでライブで聞けて感激。

ベースのスライドが超気持ちいいっ!!

基本杉山さんと黒沢さんのイメージでしたが、
この曲は山本さんや樋口さんもコーラス。

そして、ちょっと遠かったので残念でしたが、
堀さんのスマイル発見!

あのスマイルを見ると、幸せになれる気が(笑)

ここでのMCでは11制作のお話など。
発売日決められておしりをたたかれる式で
杉山さんは「たたかれるのは嫌いじゃない」と。

…あれ、ご家族とか2階にいらっしゃるような?

まぁ、こんなかっこいい曲を作る親父だったら
何言っててもいいですけどね(笑)

面白かったのは、こそ勉が名古屋弁とかの流れで
上京したての頃に、ミズノマリさんが杉山さんに
「えらいから休むんですね!」と言ったという話。

関東の人だと、これを文字通り取っちゃうと、
めっちゃトゲありますよね(笑)

ミズノマリさん、いいかねなそうですし(笑)

なお、今回ライブ初演奏の難曲も多いことで、
こそ勉、こそ練とかの話になり。

ライブ経験者ならわかるかと思いますが、
ライブと録音は全くの別物の演奏で。

ミスしてもやり直せる環境で最高のテイクを録る
CDのものを一発勝負のライブでやるのは
実はかなり難しいもので。

ぎりぎりの最高のプレイを収録していると
なおさらライブでの再現は難しくなり。

ステージでの音の聞こえ方も違いますし、
(会場で聞く音とは全く別でクリアじゃない!)
座って手元を見ながら録音してたりすると、
立って客席を見てのプレイもまた違ったりして。

ただ、そこはプロ、ライブ当日までには
当日の空気を楽しむ余裕まで感じるところまで
きっちり仕上げられていて、感服。

そして、中盤は自由ヶ丘イベントのテーマ曲、
アーヴィング・ペンの花のように。

ベース、めっちゃかっこいいですね。
スラップも好みのどっしりとした感じで。

途中ベースもコーラスしてるのもかっこいい!

ギターは甘めの綺麗な音。
もう少し太い音でもよさそうな気もしましたが、
いつもギターの良さが出た音作りで素敵。

ただ、ここでもステージ近いから余計なことを
考えていて、会場向かって左側から見ていくと、
右、右、左、右。

風は右に流れているのかと思いきや、
1つ乱気流。

…何の話かと言うと、髪の流れ。

ステージ左隅の黒沢さんは向かって右、
その横の堀さんも向かって右ですが、
その横の坂本さんは左、ミズノマリさんはさんで
ステージ中央右寄りの山本さんは右側に
髪を流していて。

あ、坂本さんのところだけ向きが逆!と。

…ステージ近いと余計なこと考えますね(笑)

続くナミビアの砂では、山本さんがフルートで
ボーカルとのユニゾン。

息を使う楽器はボーカルに近い響きを持つ
…とかのお話もありますが、それぞれ声があり、
ユニゾン(同じ音)を出しても、色が異なり、
フルートの優しい音とミズノマリさんの声が
うまい具合に絡みあうのが美しく。

CDの時はフルートは蝶みたいな感じで
飛び回ってたイメージで、ユニゾンは
あまり意識していませんでしたが、素敵。

ライブで良さに気づくことも多いですよね。

Graduateでは、杉山さんが椅子に座り腕組み。
コーラスですっと立つのが超クール。

ピアノソロはちょっとかための音。
席からは見えませんでしたが、Nord Piano?

続いてのMCでは、Killing Youができてから
一気にアルバム製作が進んだお話や11pm、
メンバー紹介(いじり?)など。

山本さんは翌日録音なのに歌入終了のマリさんに
(自分の)打ち上げとしての飲みに連れられ、
かつ、「泣けるソロ」まで要求された話。

坂本さんはpmの録音の音の良さから、
日本録音賞受賞やマスタリング担当が実は
ライブではカメラマンをされてる話などへ。

堀さんは韓国でファンレターもらったために、
怖いお兄さん方に韓国でお酒でつぶされたり
売れっ子で堀さんのスケジュール調整が必要で
杉山さんが腑に落ちないと思ってることなど(笑)

濱田さんはドラムマガジンのレビューで
pmのライブ盤がべた褒めだった話、
お金持ちでスネアが高い話など。
(いくらくらいなんだろう!?)

樋口さんは鶴の恩返しのように
録音作業を見せない話やKilling Youで触れた
松原正樹さんに敬意を込めた完コピ話。

黒沢さんはソロもよいのでぜひという話など。
(堀さんと違っていじりづらそう!?)

なお、松原正樹さんはpmに48曲参加らしく。
特にギター弾きにはなじみ深い方と思いますが
素敵な演奏の数々に感謝。

ここで珍しくミズノマリさんのソロナンバー、
春の嵐。 キリンジの堀込高樹さん作曲作詞。

マリさん、うきうきしてる感じでよいですね。
フルートも軽やかで季節にも曲調にもマッチ。

次の波待ちは、CDではお気に入りの1つですが
コーラスに耳が行き。

コーラスが上を行ったり、下を行ったり、
メインと入れ替わっていくのは面白いなと。

個人的には下の方が難しいイメージありますが
すっと支えるコーラスが気持ちよく。

トロンボーンのソロはあったかくて、
気持ちが入った印象的なもので。

Night Flightはミズノマリさんの吐息感が最高。

見えなかったですが、樋口さんはアコギ?

それぞれが抑え目ながらテンションある演奏で
そのぎりぎりの感覚が鳥肌もので。

続いてはインスト曲(曲名出てこず。。。)。

空間系強めのオーバードライブのギターソロは
弾いてる人も気持ちよさそう!
(姿見えませんけども!)

サックスソロもテンション引きついだ熱いもので
めちゃくちゃかっこよく。

トロンボーンは(仕組上)やっぱり動きが派手。

あれ、ベース坂本さん、メガネ外してる?
ストールもおしゃれですし、伊達!?

今回はスライドの抜群の気持ちよさに
気づくこと多数のライブでしたが
ソロではなんといってもスキャットが最高!!

ベーシストのスキャットはベースとユニゾンで
弾きながら歌うものが多いですが、
ネイザン・イーストやリチャード・ボナなど、
耳が良く、歌も上手いベーシストのものは鳥肌。

今回のソロの中でも一番の歓声だったのでは!?

ドラムは渋いソロで、強弱やスピードで緩急、
所々でタメ十分の大人な感じ。

堀さんはここでは前より甘めのトーン?

途中でミズノマリさんが再登場で衣装変わり、
表は右左で黒と白がわかれた水玉模様、
裏はボーダーのドレスに黒のコサージュに。

シベリアン・ラプソディは、マリさん楽しそう!

厚めのサックスソロもかっこよく。

ここらへんの記憶あいまいですが、
トランペットのソロがめっちゃよかったのと
ベースのスライドがさすがに多すぎでは!?と
思ったのがこの曲か次か…。

堀さんのコロコロした音使いのソロが好き。
fourplayのボブ・ジェームスみたいな。

虹のパズルは、ドラムの刻み方がおしゃれ。
(裏の箇所あり??)

そして、トランペットのソロははずれないなと
聞き惚れた思い出が。

STARSでは、スタンディングになり、
ミズノマリさんのかわいさとはかなさとが
ミックスされたようなボーカルが楽しく。

サックスとトロンボーンの掛け合いも
ジャズ系ではよくあるものの、
pmではあまりイメージなくて新鮮。

そして、ここで、ミズノマリさんの
サプライズお誕生日祝い!!

事前にみんなで歌いましょうと紙が配られ、
それを歌おうとしていたら、
突如のバースデーソングへ。

ケーキも登場し、無事にサプライズ成功!

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実は、会場で配られた紙の下の方には
サプライズの文が添えられていまして。

結婚式2次会の幹事の経験で
新郎、新婦、マスターと3つの進行表で
サプライズ三昧したのを思い出しました(笑)

ただ、これ、実はケーキではなく、
ロブスターだったらしく。斬新すぎる。

アンコールは、待ちに待った11ラストの名曲
ダスト・イン・パリス!

11でめちゃくちゃ聴きまくった名曲。
ついにライブ初登場。

コーラスなしのシンプルな構成で、
曲や歌の良さを緊張感とともにシンプルに。
杉山さんは珍しくアコギ。

そして、泣けるサックスソロ。

まだまだ聴きたい状態で2番ですっと終わる。

余韻にずっとひたりたくなりましたが、
太陽の接吻では再びスタンディングへ。

佐野さんがハーモニカを!

トロンボーン、パーカッション、ハーモニカ。
めっちゃ器用なんですね、大師。

ロングMCでは色々ライブの告知が。
正式なものはHPを見てもらえればと思いますが
5/5 16:00-17:00 @自由ヶ丘 (フルメンバー)
5/14 韓国ワンマン
5/15 韓国ジャズフェスティバルのトリ
7/3 北千住 (ソロで無料)
8/4 ビルボード
8/15 名古屋ブルーノート
…などなどあるようで。
年末の三井ホールもあるみたい。

あとは物販(←ミズノマリさん談)では、
3/16発売のアルバム2枚の同時購入特典が
(たぶんどの)2点購入でもらえるという
特別キャンペーンがやっていたみたいで。

私はHMVにしましたが、特典CDの2曲目は
それぞれ違う曲のアコースティック版で。
(書いていいのかわからないので曲名は秘密)

ラストはSaturday。

今回はダスト・イン・パリスがあったからか
堀さんとのデュオ曲はなかったみたいで残念。
しっとり曲のバランス考えると仕方ないかも。

終了後は今日はカメラマンの川崎さんとタニーが
会場のみんなとともに写真撮影へ。

…ここで佐野さんがマイクに頭をぶつけるという
さすがとしかいいようのない落ちを仕掛けて(笑)

今日はミズノマリさんもメンバーも会場も、
終始リラックスした雰囲気が漂っていて、
MCも多くてすごく楽しめましたし、
ボーカルも伸びやかですこぶる気持ちよく。

実は今までで1番楽しいライブだったかも。

個人的にはダスト・イン・パリスは感無量で、
everywhereも嬉しく、Night Flightはぞわわと。
何よりミズノマリさんが楽しそうなのがよく。

しびれたのはベースのスキャットや
随所に光るトランペットソロ、
あとは、佐野さん、器用だなと(笑)

また小さな箱でのライブも観たいですね!

ミズノマリさん、23才の(!)お誕生日、
おめでとうございます!素敵なライブでした☆

ライブの良し悪しはCDのそれと一致しませんが
パリスマッチはCDもライブもよいので、
どちらからでも、その魅力に触れてもらいたく。

ライブレポートで興味を持った方は
ぜひCDを聴いてみては?

いいライブでした!!
そして、HBD、ミズノマリさん☆

※本日のライブの関連アルバムはこちら↓

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